リバースモーゲージとは?老後の不安を解消できるとういうのは本当?

今、日本において老後の不安はとても大きくなっていますよね。

「少子高齢化がすすみ、老後に多くの年金がもらえないのではないか。

そうなれば貯蓄を取り崩しながら生活をして、いつまで持つのか心配だ。」 そんな不安を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな不安を解決する方法の一つとして、今リバースモーゲージという金融商品が話題になっています。

リバースモーゲージとは

リバースモーゲージとは

自宅を担保にすることで、その担保の評価額に応じていつでも金融機関や自治体からお金を借り入れることができ、死亡時に自宅を売却することで、その借入額を一括返済する
という主に高齢者向けの金融商品です。

例えば、

「年金だけだと貯金が目減りしていく一方なので、その不足分を補いたい」

という人は毎月一定額で融資を受けたり、

「老人ホームの入居費用として初期費用がかかるため多くのお金が必要だ」

という人は一括で融資を受けたりと、一人一人の状況に合わせて融資を受けることができます。

リバースモーゲージのメリットとデメリット

リバースモーゲージの大きなメリットは、長年住み慣れた家や地域から離れることなく生活を送り続けることができるというものです。

持ち家を用いて老後の生活資金を作る方法はリバースモーゲージ以外にも、その持ち家を売却して現金を確保するという手もあります。

しかし、この方法の場合、長年住み慣れた家や地域から離れて新しい生活をまたイチから始める必要があります。 高齢者の方にとって、こうした新しい環境に慣れるというのは大変なことでしょう。

そのため、持ち家に住み続けながら資金を確保できることは、リバースモーゲージのメリットと言えます。

ただし、デメリットもあります。 リバースモーゲージのデメリットの1つは、借入資金額を節約しなければ、早い時期に融資の限度額に達してしまう可能性が高いという点です。

リバースモーゲージの場合、「持ち家の評価額の50%までか、1500万円まで」といった融資額の上限が設定されています。

そのため、仮に持ち家の評価額が2000万円だったとしても、借入限度額は1000万円となります。

この時に、例えば定年を迎えた65歳から月10万円ずつ借り入れる「年金方式」を採用した場合、8年ほどで限度額に達してしまいます。

そのため、73歳以降は年金と貯蓄のみで暮らしていくことが必要になってしまいます。

不動産価格の変動リスクには注意

メリットともデメリットとも言えないのですが、不動産価格の変動には注意が必要です。

なぜなら、評価額の50%まで決められている場合、景気の悪化などによって不動産価格が大きく下がると、融資限度額が少なくなってしまいます。

そのため、新しい融資限度額を超えて借りていた部分については、返済を求められる場合があるからです。

もちろん、景気が良くなり不動産価格が上昇すれば、融資限度額も上がりより多くのお金を借りられるという場合もあります。

このように、不動産価格の変動によって融資を受けている途中でも、融資限度額が変わることには注意が必要でしょう。

リバースモーゲージで得する人

メリットとデメリットを考えると、最もリバースモーゲージを活用すべき人は、節度ある暮らしをしながら、今の自宅に住み続けたいという人でしょう。

リバースモーゲージによって借り入れたお金を無計画に使ってしまうような人では、結局すぐに資金繰りに行き詰ってしまう可能性があります。

それに対して計画的に、節度ある生活ができる人であれば、リバースモーゲージのデメリットを抑えながら、その恩恵を十分に受けることができるはずです。

いずれにせよ準備は前もってしておくこと

住宅は家計を支える大きな財産です。

老後の生活では、老人ホームの入居や年金では賄えない生活費と何かとお金が必要となってきます。

いざという時に慌てて間違った決断をしてしまわないためにも、家を使った現金化の方法は前もって考えておいた方がよいでしょう。

【参考】住みながら自宅を売却できるハウス・リースバック